アドベリー果実について
アドベリーとは、ボイセンベリーという日本ではほとんど栽培されていない果実を安曇川町の特産品とするため、多くの方に親しまれる愛称として命名したものです。生果実の大きさは約10g前後で、葡萄茶(やや紫を帯びた暗い赤味色)をしており、酸味と爽やかな甘さが特徴です。
生果実は日持ちが難しく(1~2日で傷む)、収穫時期(6月中旬~7月上旬)と生産量が限られているため、市場に出回ることがほとんどないことから、幻の果実といわれております。生果実にはアントシアニン・フェノリックス、葉酸を豊富に含んでおり、下記の効能が期待できます。
アントシアニン
- 糖尿病過酸化の抑制
- 肝臓の機能を整える働き
- 体内の細胞を活性化させる抗酸化機能
- 視力機能改善作用
フェノリックス
- 更年期障害改善
- 抗酸化作用
葉酸
- 核酸・アミノ酸の代謝に必要
- 抗貧血性・血球均衡を保つのに必要
- 細胞や組織の代謝に必要
アドベリー加工品について
アドベリー生産協議会では商品認定委員会を開催しており、アドベリーを原料とした新商品が多数開発されています。
クッキー・ケーキ・アイスなどのお菓子類や、ジュース・ビネガーなどの飲料類など、全100種類以上(令和6年2月19日現在)もの認定商品があり、市内の会員店舗や道の駅でお買い求め頂けます。
アドベリー誕生の軌跡
2003年
- ボイズンベリーとの出会い
- アドベリー生産協議会発足
- ボイズンベリーの試験栽培スタート
- ニュージーランド大使館へ表敬訪問
2004年
- 「アドベリー」の商標を取得
- アドベリー特産品発表会を開催
- ベリーフルーツエキスポート・ニュージーランドを訪問
- ニュージーランドにミッション派遣
- 「アドベリーの特産品化に向けて」シンポジウムと試作品・認定商品の発表会を開催
- ニュージーランドで果実収穫作業を体験
2005年
- 第1回アドベリー収穫祭開催
2006年
- 道の駅藤樹の里あどがわ開業
- 女性加工業者によるニュージーランド視察研修
- 以降、毎年アドベリー収穫祭を開催し、多くのファンが集まっています